<<重要>>7/19世界的に発生しているWindowsブルースクリーン問題への対応

2024年7月19日、Windowsデバイスで「CrowdStrike Falcon Sensor」 に含まれるドライバー 「csagent.sys」 の不具合により、世界規模でブルースクリーン(BSoD) 障害が発生しました。 影響を受けたユーザーからは、PCの再起動ループや作業不能などの報告が多数寄せられています。

影響

この問題は、企業・政府向けEDR(Endpoint Detection and Response)ソリューション 「CrowdStrike Falcon」 を利用しているWindowsデバイスに主に影響を与えています。 個人向けの製品では影響は限定的とされています。

解決策

  1. CrowdStrike Falcon Sensorのバージョンを更新する

CrowdStrike社は、問題を修正したFalcon Sensorの最新バージョンをリリースしています。 速やかに最新バージョンに更新することで、問題を解決することができます。

最新バージョンの入手方法

CrowdStrike Falcon管理コンソールから更新
CrowdStrike サポートポータルからダウンロード

  1. セーフモードで起動し、csagent.sysファイルを削除する

上記の方法で解決できない場合は、以下の手順でcsagent.sysファイルを削除することで、問題を一時的に解決することができます。

手順

セーフモードで起動
以下のディレクトリに移動
C:\Program Files\CrowdStrike\FalconSensor\bin
csagent.sysファイルを削除
PCを再起動
注意事項

この方法はあくまでも一時的な解決策であり、根本的な解決にはCrowdStrike Falcon Sensorの更新が必要です。
セーフモードでのファイル削除は、システムに悪影響を及ぼす可能性があるため、十分注意して行ってください。

※この上記の手順以外にもいくつかの手法でトラブル解決する方法がありますが、自己責任のうえおこなってください。

パソコン修理店のご相談
今回のブルースクリーン問題で、ご自身で解決が難しい場合は、当店のようなパソコン修理店に相談することを検討しましょう。

当店では、以下の対応を行っております。

CrowdStrike Falcon Sensorのバージョン確認と更新
セーフモードでのファイル削除
その他の原因調査と修理
ブルースクリーン問題でお困りの場合は、お気軽にご相談ください。

※また、ブルースクリーンの原因が「CrowdStrike Falcon Sensor」と限らない場合がございます。

本記事は、2024年7月19日時点の情報に基づいています。 最新の情報については、CrowdStrike社の公式発表やサポート情報をご確認ください。

参考情報

CrowdStrike Falcon Sensor に関する技術アラート
窓の杜 – 世界規模でWindowsデバイスが次々とブルースクリーン(BSoD)に! 大規模障害発生中
https://forest.watch.impress.co.jp/docs/news/1609694.html
ITmedia NEWS – 世界規模でWindowsがブルスクに うちのPCには影響あるの?
https://www.itmedia.co.jp/news/articles/2407/19/news154.html